理学療法士の経験を活かし、地域全体を支える。「エリアコーディネーター」のやりがいとは | 訪問看護のソフィアメディ求人・採用情報サイト

INTERVIEW

働くスタッフの声

理学療法士の経験を活かし、地域全体を支える。「エリアコーディネーター」のやりがいとは

九州エリア 

理学療法士・エリアコーディネーター(AC) S・Yさん

理学療法士・エリアコーディネーター(AC) S・Yさん 九州エリア  理学療法士として広島の病院にて療養病棟3年、回復期病棟2年の計5年間勤務後、結婚を機に福岡へ。2021年、ソフィアメディ訪問看護ステーション福岡東の立ち上げメンバーとして入職し、リハビリ主任を経験。2025年3月より、エリアコーディネーター(AC)*として九州エリアの6拠点をサポートしている。 *エリアコーディネーター(AC):担当地域の課題に専門性を活かして対応する役割

「理学療法士」を目指したきっかけを教えてください。

Sさん:小学生の頃からサッカーをしており、怪我でリハビリを受けた際に、親に「理学療法士」という職業を教えてもらいました。「カッコいい!」と思ったのをよく覚えています。高校3年生の時には同じくサッカーで、怪我をして手術まですることになってしまったんです。辛かったですが、チームの専属トレーナーによるリハビリに支えられ高校生活最後の大会にも出場できました。これらの経験から「理学療法士を目指そう」と決意し、4年制の専門学校へ進学後に資格を取得し、理学療法士として病院に入職しました。

「英知を尽くして『生きる』を看る。」って、カッコいい!と思った

訪問リハビリに関心を持ったきっかけは?

Sさん:病院では、患者様のご自宅での生活について聞くのが楽しく、もっと知りたいと思っていました。毎日必ず畑を見に行くとか、毎朝仏様を拝んでから一日が始まるといった、その方独自のルーティンを聞くのは興味深く、「膝がすごく悪いのに、どうやって拝んでいたんですか」など、詳しく聞いてみたこともありました。

訪問リハビリの方の話を聞くと、退院後に患者様が思わぬ回復力を見せることがあるとわかり、ご自宅での生活に密着して何かできることがないか、と思ったんです。「いつもの動き」が必要になるご自宅では、病院では出なかったパワーを発揮される方が多い一方、転倒につながるケースもあります。患者様それぞれに対して、ご自宅での生活をサポートする重要性を感じていました。

ソフィアメディに転職を決めた理由は?

Sさん:30代半ば頃、ちょうど結婚を機に福岡へ引っ越すタイミングで、新天地では訪問リハビリをやってみようと思い、転職先を探しました。

その中で、看護師と理学療法士などのセラピストがチームで支える「訪問看護ステーション」の存在を知りました。ホームページでソフィアメディの「英知を尽くして『生きる』を看る。」という理念を見て、「カッコいいな!」と思ったんです。その方ご自身の人生、生活を大切にしながらケアを提供するというメッセージと、自分の知識や経験を還元できる仕事という意味が込められていると感じました。

ソフィアメディが訪問看護に力を入れていることや、福岡のステーションは新規オープンだったことにも惹かれて、すぐ応募しました。

外部スタッフとのチーム医療に初挑戦。信頼関係を築くまで

ステーション立ち上げ時のことを教えてください。

Sさん:オープニングスタッフは、訪問看護師が4名と、理学療法士が私1人の5名体制でした。最初は外部の他職種の方々に何をどう伝えればいいのか分かりませんでした。お客様の状態を報告することに必死で、ケアマネジャーやクリニックの看護師が「何を知りたいのか」「今後どう動きたいのか」という視点が抜けていたのです。

ただ、相手の方々も私が新人だということを分かってくれ、色々と教えてくださいました。やり取りを続ける中で少しずつ信頼関係を築き、何気ないことも相談しやすくなっていきました。

訪問看護のリハビリテーションについて、どんな点にやりがいを感じますか?

Sさん:お客様が本音で話してくださることです。ご自宅のこと、ご家族のこと、毎日の暮らしのことなど、病院ではなかなか聞けない話をたくさん聞くことができます。

またご自宅に帰ると、病院では消極的だった方が積極的にリハビリに取り組んでくださるということもあります。病院では時間になれば食事が運ばれてきて着替えも準備されますが、ご自宅では違います。料理をする、自分のタイミングで水分を摂る、そういった日常の動作一つひとつがその方の生活そのものです。その暮らしを支えられることに、大きなやりがいを感じています。

現場経験を活かせる新しいキャリア、エリアコーディネーター

ACのお仕事の概要と、やりがいを教えてください。

Sさん:2025年3月からAC(エリアコーディネーター)になりました。ACは、できたばかりの役割です。スタッフの急なお休みや欠員に対応する、新人スタッフに同行して教育をする、地域連携活動をするなど、担当エリア内にあるステーション全体の業務が円滑に進むようサポートする仕事という定義です。とはいえステーションの管理者やスタッフの方が気持ちよく働くためであれば、基本的には何でもやります。

欠員が出た時、ヘルプ要員として幅広く対応できなければいけないので、これまでの経験が試されます。スタッフが業務で悩んだ時、「ACに相談してみようかな」と思い出してもらえることを目標に、日々活動しています。

地域連携活動について、詳しく教えてください。

Sさん:地域連携活動は、主に地域の病院に対して、退院後の選択肢としてご自宅や施設での訪問看護を案内する活動です。まずはソフィアメディを知っていただき、顔の見える関係性を作ることが重要な役割です。

正直、最初はとても苦手意識があり、緊張のあまり自分が何を言っているか分からないくらいでした。しかし、「退院したら家に帰りたい」という患者様を訪問看護で支えられることを伝える、病院の課題を拾い上げる、そうした積み重ねで徐々に関係性ができてきました。今では病院やクリニックのご担当者、ケアマネジャーの方々に「近況どうですか」と気軽に声をかけられる間柄になっています。

訪問後にご相談やご依頼をいただけると、足を運んで良かったと実感します。「家に帰りたい」と願う患者様の願いを、ひとつでも多く叶えるお手伝いができたらと思います。

理学療法士だけじゃない。多様なキャリアパスがある環境

今後のキャリアについて考えていることや、ソフィアメディで挑戦してみたいことなどがあれば教えてください。

Sさん:ACになったばかりなので、まずはACとして存在価値を発揮したいです。

キャリアパスの中には、エリアプロデューサー(AP)*という役割があります。もちろんAPを目指していますが、APはエリアや会社全体のために貢献できる人が適切だと考えています。スタッフ皆が「あの人だったら、エリアを一緒に盛り上げてくれそう」と思うような存在になれたら理想的です。

ソフィアメディには、現場のセラピストとしてだけでなく、管理者や他職種などさまざまなキャリアがあります。採用や教育などのコーポレート部門に異動したり、兼務したりする人もおり、本当に選択肢が多いです。地域連携活動も、病院内ではできない経験です。多様な分野や専門家の考え方を知ることができ、視野が広がっています。

希望して状況がととのえば理学療法士をしながら別の職種を経験することもできるというのも、ソフィアメディの魅力だと思います。

*エリアプロデューサー(AP):担当地域のステーション運営等をマネジメントする役割

理学療法士で転職を検討している方へ、メッセージをお願いします。

Sさん:理学療法士をしていて、この先のキャリアをどうしようと悩んでいる方には、ソフィアメディを選択肢の一つとして考えてみてほしいです。私も含め、訪問看護領域が未経験で入社される方も多いです。訪問看護のリハビリテーションに少しでも興味がある方は、ぜひステーション見学に来てください。ソフィアメディの雰囲気などを感じてもらえると思います。

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