大学病院で12年間のキャリアを積んだ後、2人目の出産をきっかけに働き方を見直し、2024年2月にソフィアメディへ入社したFさん。 現在は2人の子どもを育てながら、「ここいろ社員制度」を利用し訪問看護師として活躍しています。 出産後も試行錯誤し働き続けてきた福田さんが辿り着いた、育児と仕事の理想的なバランスとは。子育てや介護をしながら、看護師が長く働き続けるためのヒントを伺いました。
ここいろ社員制度とは
育児や介護などをしながら働く社員が、それぞれの状況に合わせて長く働き続けられるよう、「オンコールなし」「土日祝休み」など下記いずれかの働き方を選択できる制度です。
働き方は3種類
- オンコール所持あり 土日祝勤務なし
- オンコール所持なし 土日祝勤務あり
- オンコール所持なし 土日祝勤務なし
対象となる方
- 小学校3年生を終了するまでの子と同居しており、かつその子を養育している看護師
- 要介護状態の家族を介護する必要がある看護師
時短勤務も併用が可能です。お子様が小3までの方に限り、最大2時間(9:00〜16:00までの勤務)の時短制度を利用できます。
仕事は好き。でも「欲張ると続けられない」。初めてぶつかる両立の壁
ーこれまでの職歴・キャリアを教えてください。
Fさん:12年ほど大学病院に勤務していましたが、2人目出産後に退職しました。大病院では、状況が目まぐるしく変わります。駆け抜けるように1日が終わり、人手が足りず帰宅できない日などもありました。
元々、育児中でも「できれば働き続けたい派」。とはいえ小さな子どもを2人抱えながらですから、全く新しい仕事よりもこれまでのキャリアを活かした方がいいだろう、と考えました。大学病院で治験の経験があったので、治験をしている一般企業に転職しました。
この時は、フルタイム勤務を選択しました。けれども1歳の子を育てながらの毎日は、理想通りにいかないことばかり。結果的に長くは続けられませんでしたが、この経験を通して、自分と家族にとっての最適なバランスを見つけることの大切さを学びました。
職住隣接で、看護師資格も活かせる訪問看護という選択肢
周囲を見ると子育てしながら訪問看護師をしている先輩や友人がおり、「どうやって両立しているんだろう」と訪問看護について調べることにしたんです。「訪問看護 時短」や「訪問看護 パート」などを入力して検索していました。ソフィアメディのサイトは採用ページが充実していたので、仕事の詳しい内容まで理解でき助かった覚えがあります。
新たな選択として、とあるステーションでパートの訪問看護師として働き始めましたが、上の子が小学校に上がる時、新たな壁が現れます。放課後の子どもの居場所が保育園から学童になり、預かり時間が短くなるいわゆる「小一の壁」。学童の送り迎え、習い事のフォローなどを考えるとそのステーションでは難しく、別の職場を探そうと思いました。
再就職先は、自宅から近い・時短勤務・オンコール対応がないことを条件に探しました。また、企業規模が大きいことも条件にして検索しました。
正社員の訪問看護で、オンコール対応がないのは珍しい
ー「ここいろ社員制度」の良いところを教えてください。
Fさん:ここいろ社員制度では、「オンコール所持なし 土日祝勤務なし」の条件を選択しています。育児中で帰宅後にオンコール対応する余裕がないため、非常に助かっています。正社員の訪問看護で、オンコール対応がない企業は少なく、私の住んでいるエリアではソフィアメディしか見つかりませんでした。
家事と子ども2人の世話で終わってしまいますが、土日祝日休みも非常にありがたいですね。子どもとじっくり向き合える時間になっています。
第三者としての緊張感を持ちながら、ご家庭に溶け込んでケアをする仕事
ー現在のお仕事の中で、「これがやりがいだ」と思うことを教えてください。
Fさん:訪問看護は奥が深い仕事です。お客様によって家庭環境、持っているご病気などが全く異なり、それぞれに合った対応が必要だからです。ご家庭に溶け込んでケアをする仕事ですが、あくまで第三者としての緊張感を持って勤務しています。お客様の疾患だけを看るのではなく、価値観やライフスタイルを尊重し、その人らしさに寄り添って支援できるのは、訪問看護ならではだと感じます。また看護師として培ってきた医療知識が役立つので、これまでのキャリアを活かして働けるのも良い点です。
ー現在のお仕事の中で、「きつい・大変だ」と思うことはありますか。
Fさん:夏は暑く、冬は寒く、大雨に降られる日は大変ですが、風を感じながら自転車に乗る時間は好きです。お客様のご自宅で、またはステーションで、基本的には人と接する仕事ですが、自転車に乗っている間はひとりの時間なので、移動中に気分転換していますね。
上司や仲間も子育て中。皆に助けられて働いています
ー「ソフィアメディに入社して良かった」と思うことはありますか。
Fさん:ステーション管理者をはじめ、働く仲間は皆思いやりを持っており、楽しく働けています。管理者は働くお母さんとしても大先輩で、あたたかく見守ってくださり心強いです。家庭のことも細かく情報共有したり、相談したりしています。他にも子育て中のスタッフがいるので、仲間の背中を追いかけて日々働いています。
子どもが突発的に熱を出した時は、予定していた訪問に穴が開かないよう、皆さんにフォローしてもらっています。病児保育も使っていますが、ソフィアメディには1時間単位で取れる有給休暇があるため、通院や保護者会などの学校行事に利用しています。
本社のバックアップ体制も整っています。夏は暑さ対策としてスポーツドリンクやお茶、冷却グッズなどを一定額まで申請することができて、非常に助かっています。
制度があり、仲間がいるから、これからも働き続けたい
ーソフィアメディでの、今後の展望を教えてください。
Fさん:下の子が小3になるまでは、ここいろ社員制度を使わせていただこうと思っています。そのあとはフルタイムの正社員に戻ると思いますが、あまり先のことまでは考えていません。今は、とにかく仕事を「続けること」が大事だと思っています。自分も、子どもも、無理をしている状態では続きません。もし友人が仕事と育児の両立に迷っていたら、ソフィアメディをお勧めしたいと感じています。
「ここいろ社員制度」について、詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。