【訪問看護】転職する際に気を付けるポイントは?ステーション選びのコツ | 訪問看護のソフィアメディ求人・採用情報サイト

ケアマネジャー

公開日:2026/03/09 最終更新日:2026/03/09

【訪問看護】転職する際に気を付けるポイントは?ステーション選びのコツ

この記事の監修者

宮地 麻美(みやじ まみ)

宮地 麻美(みやじ まみ)

ソフィアメディ株式会社 杉並中野エリアプロデューサー(摂食嚥下障害看護認定看護師)

プロフィール

群馬県出身。心理学を学んだ後、知的障害児施設での勤務を経て、医療知識を求めて看護師に。ナショナルセンターで約15年勤務し、摂食嚥下障害看護認定看護師を取得。急性期から回復期、在宅移行支援まで幅広く経験。ソフィアメディ入職後は訪問看護ステーションの管理者を経て、現在は杉並中野エリア責任者として地域看護体制づくりに従事。

長く病院で勤務している場合、いざ訪問看護へ転職しようと思っても、仕事の仕方も内容も大きく変わるため不安が大きいという方も多いのではないでしょうか。 しかし訪問看護では、日勤が中心の働き方や利用者様の生活に深く寄り添う看護の実現など、病院勤務とは異なるキャリアの魅力が多くあります。 本記事では訪問看護へ転職するメリット・デメリットはもちろん、安心して転職するために確認しておきたい訪問看護ステーション選びのポイントまでまとめて解説します。 訪問看護への転職を検討している方も病院勤務以外の働き方を検討している方も是非、本記事を参考にしてみてください。

訪問看護への転職が注目されている理由

訪問看護への転職が注目されている背景には、社会全体で高まる在宅医療ニーズの拡大に加え、病院勤務とは異なる看護師としてのやりがいがあることが挙げられます。

在宅医療の需要拡大と将来性

現在、以下の社会的要因が重なり、在宅医療のニーズが拡大するとともに訪問看護師の需要も増加しています。

  • 2025年に30%に迫る高い高齢化率(65歳以上)
  • 60%以上の国民が希望するといわれる在宅医療への高いニーズ
  • 整備が進む地域包括ケアシステム

参考:厚生労働省「在宅医療・介護の推進について」 参考:総務省「統計からみた我が国の高齢者

病院勤務とは異なる「看護のやりがい」

病院やクリニックでは、多くの看護師の一人として利用者様と関わることも多く、自身の看護がどのように受け止められているかを実感しにくい事もあるでしょう。 その一方、訪問看護では一人で利用者様を訪問するため、一人の看護師として認識されながら看護を行うことができます。 利用者様やご家族の反応を見ながら看護したり、直接フィードバックを得られたりする機会が多くなるため、やりがいに繋がりやすいと言えます。 また、利用者様一人ひとりにかけられる時間や期間も比較的長く、利用者様の生活に寄り添った看護を行えるため、よりきめ細やかな看護を行いたい方にはやりがいを感じやすい働き方といえます。

訪問看護へ転職するメリット

病院での勤務と訪問看護では、働き方や仕事の進め方に違いがあります。より生活に寄り添った看護を行いたい方やご自身のライフスタイルに合わせて働き方を見直したい方にとって、訪問看護への転職は多くの魅力があるといえます。

一人ひとりの利用者様と深く関われる

病院はあくまでも積極的な治療を行う場であるため、患者様の希望や生活に沿うことよりも疾患の治療のための看護が優先となります。また、一日で多くの患者様を担当し多重課題が発生しやすい病棟勤務では、効率よく対応していくことが大切なポイントです。 一方、訪問看護では、利用者様やそのご家族の生活や希望に寄り添いながらご自宅での療養をサポートすることが優先されます。さらに、一度の訪問が30〜90分程度であるため、丁寧にコミュニケーションをとりながらきめ細やかな看護を行いたい方にとって、訪問看護は大きな魅力といえるでしょう。

夜勤がなく、規則正しい生活が送りやすい(ワークライフバランス)

訪問看護での勤務は日勤が中心で基本的に夜勤はありません。 そのため、夜勤や日勤など変則的な働き方になりやすい病院看護師よりも規則正しい生活を送りやすいことも大きなメリットです。 また、時短やパートタイムなど働き方を柔軟に選びやすいことも、訪問看護で働くことの魅力です。

看護師としてのスキルとキャリアが身につく

訪問看護では、利用者様やご家族と接する時間も長くなるため、生活の変化やそれに伴う体調への影響などを見極める観察力が身につきます。 また、利用者様によって疾患の種類も大きく異なるため、幅広い知識と経験を取得できるでしょう。 他業種の専門家やご家族と連携して利用者様の療養をサポートするため、円滑にサポートするためのコミュニケーション能力も身につくでしょう。 また、設備が整っていない中で医療処置や医療ケアを行うため、必要なものは自宅にあるものを使ったり手作りするなど、柔軟に対応するスキルも身につきます。

勤務形態によっては病院よりも給与水準が高くなる

訪問看護と病院勤務の基本月給の平均額は以下のとおりです。

  平均基本給月額(円) 平均税込給与総額(円)
訪問看護ステーション 280,046 383,262
病院 283,304 409,436 

参考:公益社団法人 日本看護協会「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書」 そのほか、訪問看護師であれば事業所によって1回1,000〜3,000円のオンコール手当や訪問件数に応じたインセンティブなどが加算されます。 一方、病院勤務であれば夜勤手当が収入に大きく影響します。夜勤をしない働き方をする場合など、働き方によっては訪問看護の方が給与水準が高くなることもあるため、希望する働き方で給与水準がどの程度変化するかは事前に確認しておきましょう。 なお、訪問看護ステーションは、訪問看護サービスを提供する事業所を指し、看護師や理学療法士、保健師など自宅療養をサポートする専門家が所属しています。

訪問看護へ転職するデメリット

働き方や仕事の進め方の違いなどメリットが多い訪問看護への転職ですが、転職後に後悔しないためにも、きちんとデメリットについても把握しておくことが大切です。

オンコール対応がある

オンコール対応とは、担当の看護師が自宅でオンコール専用の携帯端末を持ち、利用者様本人やご家族からの電話対応を行うことをいいます。 オンコール対応は訪問看護ステーションのスタッフが交代で行うため、スタッフの人数によっては月数回、多ければ十数回対応しなければならない場合もあります。 電話で対応できるケースもあれば、、状況に応じて緊急対応のために利用者様の自宅に訪問して対応しなければならないケースもあり、その対応回数が多くなると負担が大きいと感じる場合もあるでしょう。 参考:厚生労働省「24時間オンコール対応の負担」 オンコールについては別記事「オンコールとは?その実情や経験談を現場の訪問看護師が語る」をご覧ください。

緊急時の判断を一人で行う不安と責任

訪問看護は通常一人で利用者様の自宅を訪問します。 病院であればすぐ近くに同僚の看護師や医師がおり、すぐに相談やサポートをお願いできますが、訪問看護はイレギュラーな対応や緊急時の対応などを基本一人で行わなければなりません。 もちろん責任者や担当医へ電話相談することも可能ですが、すぐに医師に連絡がつかない場合などはやはり一人で判断することになります。 このように一人で責任をもって判断しなければならないという働き方に不安を覚える方も少なくはありません。

教育体制が整備されていない場合がある

訪問看護ステーションは、病院よりも教育制度や体制が整っていない場合も多く、訪問看護の経験がない方にとっては不安なまま業務に従事しなければならなくなってしまう可能性があります。 特に新設や小規模の訪問看護ステーションの場合、教育のノウハウがなかったり、教育や研修のための人員が確保できなかったりすることも少なくありません。 その場合、わからないことがあれば適宜先輩や管理者に確認しながら仕事を進めていかなければなりません。 また、病院と訪問看護では保険体制や医療処置の範囲などに違いがあり、新しく覚えなければならないことも多くあります。 そのため、教育体制が十分でないステーションに転職した場合は、このような環境の中で働き始めることに負担を大きく感じてしまう場合もあるでしょう。

訪問看護に向いている人の特徴

ここでは、訪問看護に向いている人の主な特徴を紹介します。

  • 円滑なコミュニケーションが取れる
  • 状況に応じて臨機応変に判断し対応できる
  • 自ら判断して行動できる
  • 体力や精神力に余裕がある
  • 他職種の人とも協力しながら働ける

訪問看護は病院での勤務とは違い、一人で利用者様のご自宅に訪問して医療処置やケアを行います。その一方で利用者様の療養を支えているのはご家族のほかに担当医やケアマネジャー、介護士をはじめとした多くの専門家たちです。 そのため、訪問時の判断能力や行動力だけでなく、他社の専門家とも円滑に情報共有できるコミュニケーション能力が求められます。

失敗しない!訪問看護ステーションの選び方

訪問看護ステーションの方針や事業規模などに応じて入職後の教育体制や働き方が大きく異なります。以下で紹介するポイントを参考に、これまでの経験や希望する働き方を踏まえながら、しっかりと見極めていきましょう。

教育・フォロー体制(同行訪問の期間など)

教育・研修体制や研修終了後のフォローアップ体制の整備の仕方は訪問看護ステーションによって異なります。 入職後の基礎研修や先輩による同行訪問の有無、同行訪問が終わった後にどのようなフォローアップがあるのかは事前に確認するとよいでしょう。 また、未経験者向けに別途教育プログラムがあるか、マニュアルがあるか、訪問看護認定看護師など専門性が高いスタッフがいるかも確認しておくと安心です。 特に、訪問看護未経験の場合、これらの研修プログラムやフォロー体制が整っている訪問看護ステーションへ転職することで、安心して働き始められます。

業務内容やスケジュール

訪問看護での業務内容は主に以下のとおりです。

  • バイタル測定や症状の確認・観察
  • 療養生活のためのケア(清拭、栄養管理、排泄管理など)
  • 医師の指示による医療処置やその他医療ケア(点滴、人工呼吸器などの医療機器の管理、服薬管理など)
  • ご家族への介護支援や相談への対応
  • 介護予防や認知症予防
  • リハビリテーション
  • ターミナルケア 
  • 外部の関係機関との連絡・調整 など

利用者様の症状や状態によって必要な処置やケアの内容が異なるためきちんと把握する必要があります。 また、一日のスケジュールは訪問中のケア時間や移動時間をふまえて訪問件数が設定されます。一日5~6件の訪問が一般的ですが、介護施設などで複数の入居者にまとめて対応する場合には移動時間が減る分訪問件数が多くなる場合もあります。

勤務条件と待遇

訪問看護は夜勤や土日祝日の出勤がないことが一般的で、時間外労働も病院勤務と比較して少ないことが特徴です。 そのため、確認することは基本給や、資格、経験年数、スキルに応じた昇給や手当の有無などです。また、資格取得補助や社内研修があるか、オンコール対応手当があるか、土日祝日出勤がある場合は休日出勤扱いになるかどうかなども近隣の訪問看護ステーションと比較しながら確認しましょう。

オンコールの頻度と実働回数

オンコール対応の頻度や緊急対応のための訪問がどの程度の頻度であるのかも確認しましょう。 訪問看護ステーションのスタッフ数が少なかったり、オンコール対応が難しいスタッフが多かったりすればオンコール対応の当番の頻度が多くなる場合もありますが、その分手当が増えるなどのメリットが見込まれる可能性があります。 また、緊急対応が必要になる可能性が高い利用者様が多ければ、電話対応だけでなく実際に訪問しなければならない頻度も高くなります。 夜間対応した分の振替休日などの制度がなければ、必然的に稼働時間が長くなる可能性もあるでしょう。 緊急対応の割合などは求人票に書かれていないことも多いため、面接時などに確認しておくと安心です。

ライフステージに合わせた働きやすさ

訪問看護は日勤が中心となるため、病院勤務よりもワークライフバランスを整えやすいことが魅力ですが、ライフステージに合わせて働き方を選べるかも事前に確認しておきましょう。

  • 時短勤務・パートタイムでの雇用があるか
  • 看護休暇や介護休暇などがあるか
  • 急な休みに対応できる体制が整っているか
  • 希望休は取得できるか
  • 長期休暇や連休を取得して、趣味や旅行などの余暇に充てられるか

ワークライフバランスの充実は、育児や介護といったライフイベントへの対応だけではありません。 「趣味の時間を目一杯楽しみたい」「オンとオフを切り替えてリフレッシュしたい」「自己研鑽に励みたい」といった、自分自身の時間を大切にすることも、長く働き続けるためには不可欠な要素です。 訪問看護は働き方に合わせて訪問件数を調整するなど柔軟に対応できるケースも多いですが、利用者様の人数に対して看護師の人数が少ない場合はそれが難しい可能性もあります。 特に結婚や出産、育児、介護などの変化、あるいは「理想のライフスタイル」の実現に向けて働き方を変えたい場合は、求人票や訪問看護ステーションのホームページなどを事前によく確認しておきましょう。

キャリアパスやスキルアップのサポート体制

訪問看護への転職後にスキルアップして年収アップを目指す場合、以下のようなスキルアップのサポートや、スキルや資格に応じたキャリアパスが提供されているかも確認しておきたいポイントです。

  • 訪問看護師としての基本スキル・知識の習得
  • 各種認定看護師資格の取得(在宅ケア認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師など)
  • 各種専門看護師資格の取得(がん専門看護師、在宅看護専門看護師など)
  • 介護支援専門員の取得

これらを取得することで、より高いクオリティの看護が提供できることはもちろん、年収アップも期待できます。さらに、管理職への昇進も見えてくるため、これらのキャリアパスを見据えている方は、ぜひサポート体制が整った訪問看護ステーションを探してみましょう。

職場の雰囲気と離職率

訪問看護は通常一人で訪問しますが、業務を遂行するにあたってスタッフ内での協力体制は不可欠です。 一人ひとりの責任が大きい仕事だからこそ管理者や責任者、同僚同士でのコミュニケーションやサポート体制が確立しているかも働きやすさに大きく影響します。 利用者様を一人で担当するのか、チームで担当するのかによっても情報共有の方法や協力体制は異なるため、事前に確認しておきたいポイントです。 業務負担の大きさも離職率に影響するため、社用車の整備やクラウド化された電子カルテの導入など、働きやすい環境や体制が整っているかどうかを確認しておくと安心です。 また、離職率は職場環境や業務負担の大きさを判断する一つの目安といえます。気になる訪問看護ステーションがあれば、ホームページや求人サイトなどで離職率を事前に確認しましょう。

まとめ

判断力や観察力、コミュニケーション能力など求められる能力が高い訪問看護ですが、自身のライフステージや希望に応じた働き方を実現しながら、キャリアアップを目指すことができます。 また、一回の訪問時間が比較的長く、同じ利用者様を長期間に渡って担当できる訪問看護は、きめ細かいケアや信頼関係の構築を実現しやすい環境といえるでしょう。 働き方の改善やキャリアアップだけでなく、一人ひとりに寄り添った丁寧できめ細やかな看護を実現したいという方もぜひ本記事を訪問看護への転職準備にお役立てください。 ソフィアメディが選ばれる理由

【現役が回答】訪問看護の転職に関するQ&A

臨床経験は何年必要?未経験でも大丈夫?

訪問看護師になるために臨床経験の有無やその年数などの条件が設定されていない訪問看護ステーションも増えています。 臨床経験や訪問看護の経験がない、または少ない場合は教育や研修制度が整った訪問看護ステーションへの転職がおすすめです。 研修内容の例は記事内「教育・フォロー体制(同行訪問の期間など)」でも解説しています。

車の運転に自信がないけれど働ける?

訪問看護ステーションの訪問先が介護施設中心であったり、都市部など自転車移動での勤務が可能な場合は運転免許がなくても働ける場合があります。 一方、地方や郊外などで車移動が必須の訪問看護ステーションの場合、運転免許の保有が条件に含まれていることもあります。運転に自信がない方や運転免許を保有していない方は、求人を確認するときには運転免許証の有無が条件に含まれていないかも確認しましょう。

オンコールは必ず持たないといけないの?

多くの事業者でオンコール対応は必須になっています。 ただし、その頻度は訪問看護ステーションによって異なり、電話対応だけで済むケースも多いです。必要に応じて訪問も必要になりますが、その分の手当が支給されることもあります。 数は少ないですが、オンコール対応がない、または対応義務がない訪問看護ステーションもあるため求人を確認する際によく確認しましょう。 オンコール対応の頻度については記事内「オンコールの頻度と実働回数」でも解説しています。

しっかりとした教育体制で働きたいなら訪問看護のソフィアメディ

訪問看護は、多様な疾患や症状のある利用者様を長期に渡って担当するため、一人ひとりの利用者様の事情や希望に寄り添った看護を行いたい方にとっては、多くのやりがいを感じられる働き方といえるでしょう。 また、夜勤対応がない中でも、オンコール対応に手当がつく訪問看護ステーションも多く、収入についての不安も最小限で転職できます。 ソフィアメディでは、訪問看護未経験の方でも安心して働けるよう、入社時研修やフォローアップ、OJTなど、充実した研修プログラムが整備されています。また、希望するキャリアパスに合わせた研修や教育支援も豊富に提供されているため、病院から訪問看護への転職後の業務やキャリアパスの進め方に不安がある方でも安心して挑戦できます。 まずはソフィアメディのオンライン説明会に気軽にご参加いただき、実際の雰囲気や教育体制をご自身の目で確かめてみてください。 さらに、現在ソフィアメディでは公式ホームページからの直接応募で入社支度金が支給されるキャンペーンを実施中です。そのほかにも緊急対応時にすぐお客様の元に駆けつけられるよう、所属ステーションの基準距離内に引越をした場合には引越費用の一部を会社が負担する引っ越し援金制度など、新しい環境へ挑戦する看護師の負担を軽減時金制度を整えています。 各支援制度の詳細や条件につきましてはお気軽にお問い合わせください。 ソフィアメディの人事制度・福利厚生

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