訪問看護のソフィアメディ

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お知らせ

【教育トピック】★平成30年度フォローアップ技術研修<実践編>「神経難病看護」を開催しました!★


梅雨空が続く6/13(水)の夕刻、訪問業務を終えたソフィアメディ株式会社のスタッフ約80名が渋谷の研修会場に集まりフォローアップ技術研修を開催致しました。

 前年度まで、毎月1回開催していた同研修ですが、今年度からは、入社時期・臨床経験などに応じて対象者をしぼり<基礎編>と<実践編>の2部構成で開催しています♪
 本日は、実践編として第2回「神経難病看護」を開催致しました。

講師を務めたのは、ソフィア訪問看護ステーション東が丘の高橋いち子管理者です。高橋管理者は、日本難病看護学会認定の難病看護師としても活躍しています。

〜本日の内容〜
1、難病の経過とサービス導入と援助
2、意思決定の援助
3、意思決定の支援


 ところで、日々進行する病気に対し、先生から「安定してますね」と言われるかと思いますが、「安定とは?」と考えたことがありますか?

 進行性の病気であっても、正しい定義や症状を知っておくことでご本人の安定状態を把握することができます。お客様の症状は、教科書通りにはいきません。ご依頼が来た時に、タイミングを逃さないよう、ご本人は何をしたいのか、どういう時期なのか等をアセスメントし、状態をよく理解した上で、今後どうなるのかを予測して対応していきます。 

また、難病ケアには、QOL向上も大切です。訪問看護の外出支援について、何かできることはないか考えたことはありますか?

例えば、
・時間帯の気温や人混み等の外環境の確認
・トイレの場所や、オムツが汚れた時どうするのか。
・呼吸器をつけている方は、バッテリーが大丈夫か。
・ランチで何を食べたいのか?食事はどうとるのか。
・緊急時の連絡方法はどうするのか。 等


 一緒に外出することはできなくても、支援する側として、考え行動出来る事は沢山あるということを学びました。 特に、IT機器の透明文字盤や電極式のコミュニケーション等様々な機器が存在していますが、私たち専門職も使いこなせると、お客様の可能性を広げるきっかけになると思います。

 また、意思決定は、状態に応じ都度変化します。 生きていく事を支援するために、私達はお客様が「どうしたいのか」を幾度となく汲み取り、理解し、問題に気づいていかなければいけません。断念しなきゃならないこと、苦渋の決断である事、無念さを理解した上で、声かけや気持ちを聞いてあげる事も大切です。

 こちらが認識している希望と、ご本人が思う希望、ご家族の希望が異なる場合もあるので、訪問の時に聞いてもらえたらと思います。また、ご家族の辛さにも注目しながら支援していきましょう!

最後に、難病の意思決定支援は重く感じます。
しかし、癌末期であっても、特殊な治療であってもお客様にとって意思決定をするという事は同じ事です。そこからの人生、残された人生が「選んで良かった」、希望の通りその人らしく生き抜く支援をすることが大切。と、高橋管理者はメッセージをくれました。

 本日の研修を経て、今まで以上にお客様と向き合いソフィアスタッフとして「生きること」への最大限の支援をして行ければと思います。


 ソフィアメディでは、入社以降、時期・段階・立場に応じて、様々な研修メニューを取り揃え、社員の長期就業とキャリアアップを支援しています。専門職向けの症例検討、技術研修といったフォローアップだけでなく、マネジメントやマーケティング、リスクマネジメント、人間学にいたるまで実践で役立つ研修に拘ったメニューを実施しております。

 今後も、訪問看護・在宅医療・介護に関係する技術的なセミナーだけでなく、お客様・地域の皆様から信頼し続けていただけるよう、スタッフの研鑽を積んでいきます!






<今後の研修案内はこちら↓>
●イベント案内
http://www.hokan-e-parlor.com/events/
●7/7(土)ソフィアメディセミナー
「食べたい!〜嚥下困難者に対するケア〜」

食べたい!~嚥下困難者に対するケア~

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