訪問看護のソフィアメディ

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研修

ADL支援の質向上の為、実演を交えたソフィアメディセミナーを開催しました!

寒さが本格的になり、雨のちらつく12月7日(土)の日中、専門職を対象に、社内外合わせて約30名の皆様にソフィアメディセミナー「在宅における作業療法の進め方~生活行為支援に特化したアプローチと多職種とのコラボレーション~ (AMPS/COPM)」にお集まりいただきました。

今回講師としてお招きしたのは、作業療法学修士・博士の学位をお持ちで首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 作業療法科学域 准教授としてご活躍をしていらっしゃる、作業療法士の石橋 裕 先生です。

■本日の内容■
①作業療法とは
②生活行為に焦点を当てた作業療法の進め方
③質疑応答
④目標の立て方

まずは、「作業療法とは」という基本的なところから話がスタートしました。
作業療法の定義、現状、問題点、作業療法士にできる支援と続き、参加した作業療法士だけではなく、看護師や理学療法士も納得して頷く様子が見受けられました。
在宅における作業療法の評価が短期の運動機能の向上にのみ焦点が当てられているなど、日々の訪問でジレンマを感じている皆様も改めて作業療法の本質を再確認することができたのではないでしょうか?

次に生活行為に焦点を当てた作業療法の進め方をご講義いただきました。
一般的な生活シーンでの例では実演を交えて、ADL支援の考え方を詳しくご紹介いただきました。
自分たちの生活シーンからADL支援・作業療法を考えることで、より納得し深く理解することができたかと思います。

その後、参加者の質問にお答えいただく時間となりました。
これまでの講義の内容に対してWebシステムで参加者からの質問を集め、リアルタイムで1つ1つ丁寧にお答えいただきました。
「〇〇という依頼があったらどうしたらよいですか?」「事例の〇〇のお話を詳しく聞きたいです。」など手を挙げては聞きにくいことでも質問しやすく、ほとんどの参加者が自分の質問・意見を発言していました。これにより、より学びが深まりました。

最後に目標の立て方をご教示いただきました。
「掃除機をかける」という目標を例に、「掃除機をかけること」ができていないのではなく「コンセントをさす」ことができないのであれば目標は「コンセントをさす」ことである、というように一連の動作の中のどの部分に課題があるのかを明確にしていくコツをご教示いただきました。
明日からの業務ですぐ活用していただきたいと思います。

ご参加いただいた皆様より、「実務を行なっている上で曖昧な疑問が解決できて良かった。」「今の訪問看護が当たり前ではなく、その中で作業療法の働き方が変われそうだなと期待値が高くもてました。」といったご感想が寄せられました。

ソフィアメディではお客様・地域の皆様から信頼し続けていただけるよう、様々な研修を実施してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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