訪問看護のソフィアメディ

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お知らせ

【教育トピック】褥瘡を予防するために、マットレス等の福祉用具を用いた体験型の研修を行いました!

 春を迎えつつある3月9日(土)、在宅医療・訪問看護のサービスの質の向上を目指す看護師・セラピストほか精鋭が30名近く集まり、「平成30年度ソフィアメディセミナー」を開催しました(*^^*)
今回のテーマは「福祉用具~正しいマットレスの選び方~」です。

 講師は、株式会社ウエル・カムサポートセンター皮膚・排泄ケア認定看護師、熊谷 佐智子先生です。

〜本日の内容〜
・マットレスの基本的知識(特徴・利点・欠点など)
・マットレスの選択基準
・各商品の特徴・利点・欠点など
・体験 ※各商品の体験を含め直接業者の方より説明していただきます。
 
 
 まず、熊谷先生は褥瘡の発生するメカニズムについてご説明くださいました。褥瘡は多くの要因が関連して発生するのですが、原因は生体の外部からの力です。熊谷先生は外力の説明をしてくださり、圧力、ずれ、摩擦の3つに分けられると仰いました。また、体位によっても褥瘡発生部位は変化し、仰臥位、側臥位、腹臥位の体勢によって褥瘡発生部位が異なる為、特にそれぞれの体勢による褥瘡好発部位の箇所については注意が必要です。
 
 
 
 次に、お客様の状態に応じた正しい体圧分散寝具(マットレス)の選び方を教えて下さいました。ブレーデンスケール、OHスケールという基準を参考にすることでお客様の状態を評価することが出来ます。さらに熊谷先生は褥瘡を防ぐ為には「軟らかいマットレスを使い身体との接触面積を増やすことが重要」と仰り、圧再分配を行い圧が確実にかかる部分を定期的に移動させることが褥瘡対策に繋がります。マットレスの素材はウレタンフォーム、エア、ウォーター、ゲル、ハイブリット等複数あるので、様々なニーズに対応することが出来ます。
 
 講義中盤では、圧再分配をする為に「介助グローブ」を用いた実演を披露してくださいました。この介助グローブを使うことで、身体とベッドの間の摩擦を取り除くことが出来ます。
また、介助グローブをお持ちでない場合でも、ビニール袋を利用することによっても同様の効果が得られるので、介助をされる方は是非一度試して頂ければと思います。
 

 
 
 講義後半では、福祉用具をお持ち頂いている企業様から直接説明を受け、各商品を体験する場を設けました。参加者の方からは「身体のどこに圧が掛かっているかが一目で見れて分かりやすい!」「講義で見るだけでなく介助グローブを試せて効果を実感出来て良かった」等の声が聞こえておりました。

 福祉用具には様々な種類があり、お客様の状態を考慮して選ぶ大切さを学べた3時間だったと思います。また、褥瘡予防の知識があることでお客様の変化に直ぐ気付き、褥瘡が生じる前に予防することが出来ます。本日の講義で得た知識をぜひ明日からの訪問で活用して頂ければと思います♪
 

 

 

 
本日の詳細はこちら↓
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専門分野にさらに特化した内容も計画しています。詳細が決まり次第、訪問看護エデュケーションパーラーHPに掲載予定です。
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