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【教育トピック】★第4回フォローアップ技術研修<基礎編>「ターミナルケア」をテーマに実施いたしました★

残暑を感じる9月5日(水)の夕刻、業務を終えたソフィアメディ(株)の看護師、セラピストスタッフ約40名が一堂に会し、第4回フォローアップ技術研修<基礎編>を開催致しました!

前年度まで、毎月1回開催していた技術研修ですが、今年度からは、入社時期・臨床経験などに応じて対象者をしぼり<基礎編>と<実践編>の2部構成で開催しています♪




本日は<基礎編>の第4回目として、「ターミナルケア①」を開催致しました!
講師を務めたのは訪問看護統括部 訪問看護部長 クオリティ・マネジメント部 部長 訪問看護認定看護師の小川 綾乃さんです。

~本日の内容~
・看取りの条件について
・終末期に起こる身体の変化
・終末期に発症する症状へのケア
・ご家族へのアセスメント



今回の講義では、看取りをする為に必要な条件や、症状に対する適切なケアの方法について、長年訪問看護師として培ってきた体験談を交えながら講義して頂きました。

初めに、看取りをする為の条件について、「ご本人自身が強く在宅を希望している」、「ご家族が納得し受容している」という2点が必要で、ご本人の意思を尊重することが一番大事であるとお話して下さりました。




次に、終末期のご本人に出る各症状への対処方法について詳しくお話して下さりました。
様々な症状が出て、かつ急速に進行する終末期では、食欲不振になりがちな為、ご家族にとってはご本人にどうにか食事をしてもらおうと促すケースが多く見受けられると聴きます。しかしご本人にとっては「食べてほしい気持ち」が苦痛であるため、「食事が摂れなくとも体調管理は可能」とご家族に伝え、ご本人の好きな食べ物、数種類の栄養補助品を用意するのが正しいケアの方法であると仰っていました。このように苦痛症状に焦点を当てるだけではなく、心理状態を鑑みた上でのケアの必要性を教えて頂きました。



また、ご本人だけでなくご家族に対してのケアも重要です。在宅療養に必要な知識を伝えたり、介護負担の軽減、精神的・心理的支援は必要不可欠です。看取りをする期間、ご家族は気持ちの整理が付きにくいので、ケアをする方は別室・外・電話等でご家族の気持ちを表出する時間を作り、思いや感情を理解することも大事です。

研修時には、参加者がケアに関する貴重な情報を逃すまいとメモを沢山取る姿が見受けられました。また、実際にケアをしている映像を見ながら、ターミナルケアに対しての具体的なイメージを思い浮かべることが出来たのではないでしょうか。


ターミナルケアおいて小川看護師は、「心身に対する適切なケアをすること」が大切だと仰っていました。ご本人、ご家族のご要望を親身になって聞いた上で、決してご本人に無理をさせないという心遣いが重要です。また、今回の研修を通してターミナルケアをする上で必須になるポイントを整理することが出来たと思います。


本日学んだ内容を、お客様の為に明日から是非活かして頂けたらと思います!(*^_^*)

ソフィアメディでは、入社以降、時期・段階・立場に応じて、様々な研修メニューを取り揃え、社員の長期就業とキャリアアップを支援しています。専門職向けの症例検討、技術研修といったフォローアップだけでなく、マネジメントやマーケティング、リスクマネジメント、人間学にいたるまで実践で役立つ研修に拘ったメニューを実施しております。
今後も、訪問看護・在宅医療・介護に関係する技術的なセミナーだけでなく、お客様・地域の皆様から信頼し続けていただけるよう、スタッフの研鑽を積んでいきます!

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