石橋 京子看護師
2016年入社
一般企業に就職後、一念発起して看護師資格を取得。これまで2つの病院で10年近く勤務。ターミナルのお客様をたくさん看てきた。どなたもよく口にするのが「家に帰りたい」の一言。お客様にとって本当に幸せなのは在宅医療だと思うようになった。在宅に興味があることを、以前の職場の看護師長に相談したところ、「うちによく来てるけど、いいよ」と紹介されたのがソフィアメディだった。


こっそりタバコを吸ったことも
話せる相手。
私身長もあるし、体も大きいでしょう?どうしても目立っちゃうんですよ。長女気質だから、どこに行っても姉御キャラになっちゃう。お客様もそういう意味で頼ってくださるんですが、本当はもっと存在感を消したいんです。「よく来たね」と歓迎されているうちは全然ダメ。ずっとそこにいたかのように、空気に溶け込む存在。そんな看護師が理想です。
そう思うようになったのは、空気に溶け込むタイプの方の看護記録を見たことがきっかけ。その方が訪問した時のほうが、私が訪問した時より、ご家族がいろんなお話をされているのに気づいたんです。お客様やご家族がなんでも話せる相手になることが、より良い看護に繋がります。本当はダメだけど、こっそりタバコを吸ってしまったこと。お酒をちょっぴり飲んでしまったこと。あまり言いたくないことでも、「実はね」と打ち明けてもらえる看護師でありたいと、いつも思っています。

365日、アセスメント。
病棟の場合はたくさんいますが、訪問の場合は看護師は私ひとり。お客様の状態の変化に、私がいちばんに気づかなければいけない。自分が訪問に行った翌日にお客様が入院されたと聞くと、何を見落としていたんだろうと一日中、落ち込むことになる。だから目を皿のようにして、アセスメントを行っています。訪問の場合は、疾患の見方も簡単ではありません。たとえば、脊柱管狭窄症のあるお客様の場合。腰の痛み、足の痺れから「痛み止め飲みますか?」という会話をしていたら、実はその痛みは痛風から来ていたとか。主疾患が整形だというフィルターがかかると、他の選択肢に気づけなかったりする。
可能性をどれだけ知っているか。引き出しをどれだけ持っているか。「アセスメントは365日できる」。新人時代、看護師長から叩き込まれた教えは、いまも念頭に置いてます。ソフィアメディに入社して、周りの看護師のアセスメントの量に驚きました。知識も技術も、私はまだまだ全然足りない。訪問看護の手練れがたくさんいるこの環境で修業が積めることを、とても幸せに感じています。


稲垣 清香さん
看護師

心がぽっとあたたかくなるんです。
石橋さんは、本当に周りをよく見られているなあと思います。私のスケジュールが詰まっていて忙しかった日は、「大変だったね」とさらりと声をかけてくれるんです。その声を聞くとなんだかホッとするんですよね。わかってくれる人がいるんだって。そんな風に周りの人にも優しい声をかけていらっしゃるので、石橋さんはステーションのムードメーカー的存在なんです。スタッフに対してだけでなくお客様に対しても、心から寄り添う姿勢が伝わってきます。いっしょにいるだけで安心できる、そんな頼れる先輩です。
一日のスケジュール

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9:00朝礼
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9:1510:151件目は難病のお客様。入浴介助から病状の相談まで、お客様の気持ちに寄り添いながら行うことを心がけます。
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10:3011:302件目の難病のお客様は、排便、胃ろう、気切管理をていねいに行っていきます。
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11:4512:153件目はCOPDのお客様。呼吸のリハビリや栄養相談など、お客様の様子を細かくチェックしながら対応していきます。
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12:3013:30ステーションにて昼食。みんなでご飯を食べながら、リフレッシュ。午後に備えます。
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13:4014:304件目は心疾患のお客様。足浴やNSリハビリなど心地よく過ごしていただけるよう心がけて対応しています。
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14:4515:455件目は心疾患と認知症のお客様。NSリハビリや服薬管理など、その日のご体調に合わせ最適な対応をしていきます。
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16:0017:006件目は認知症のお客様。入浴介助や排便コントロールなどお客様にたくさん話しかけながらコミュニケーションをとって行います。
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17:0018:00看護記録、管理者への報告、スタッフとの情報交換、CMやお客様との連絡など、一日の仕事を振り返りながら明日に備えます。
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18:00退社
